意外と知らない?日本の節税対策 オンラインセミナー開催しました

2021/08/10

日本での暮らしの中では、所得税や住民税、自動車税、固定資産税、消費税などたくさんの税金があります。種類がたくさんあるので、日本で暮らす外国人の中には「日本の税金は難しくて、たくさんお金を払わないといけない」と感じている人もいるはずです。しかし、実は節税できるということをご存じでしょうか?今回、8/7(土)に日本に暮らすベトナム人を対象とした「節税対策オンラインセミナー」を開催しました。

当日、このセミナーには40名以上のベトナム人が参加してくれました。その多くが社会人で、中には家族を持っている人もいて、みなさんどうやったら節税対策ができるのか興味津々な様子でした。節税対策はいろいろありますが、今回は「扶養」と「ふるさと納税」、「医療費控除」をメインにお話ししました。

まず「扶養」についてです。日本人同様、日本にいる自分の家族を扶養に入れている、もしくは母国の家族を扶養に入れて送金している人もいます。日本人はあまり馴染みがないですが、書類を準備すれば海外に住む家族を扶養に入れることもでき、年末調整で扶養控除を受けることができるのです。セミナーでは、不要に入れた場合、実際どれくらいの金額が控除となるのか、実は2023年には送金金額が変わることなどをお話ししました。

次に「ふるさと納税」についてです。ふるさと納税をやっている外国人はまだ多くないですが、これもメリットがあります。厳密に言うとふるさと納税は寄附です。寄附金額の一部が所得税還付、住民税控除される仕組みとなっているので、税制メリットを受けることができるのです。もちろん税制のメリットだけでなく、地域の発展に寄与できたり、地域の特産品をもらえたりといった嬉しい特典もあります。地域の特産品もいろいろあるので、ご家族にはもってこいですね!このふるさと納税の仕組みや目的、メリットなど、みなさん興味を持ってくれたようです。

そして「医療費控除」です。医療費控除は、自身や扶養する家族の医療費が年間で多額になった場合、その金額に応じて自分の所得に課せられる所得税が控除されるものです。会社勤めの人は、医療費控除によって支払った所得税の一部を還付金として受け取ることができます。すべての医療費が控除されるわけではありません。医療費控除はあまり知らない人もいました。中には「難しいのでは…?」と心配に感じている人もいましたが、どんな場合に控除されるのか、そして控除額を簡単に計算できる方法などをお話ししました。

日本で暮らす中で、こんな便利なことがあるのかと新しい発見になったら嬉しいです。MPKENはこれからも日本の暮らしに役立つセミナーをどんどん行っていきます!

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