在日ベトナム人留学生を対象に「就活セミナー」を開催しました!

2018/12/03

ベトナム人就職支援NPO法人MP研究会(MPKEN)が「在日ベトナム人・就活セミナー」を開催

~ハングリー精神の強いベトナム人の採用が日本の経済成長を救うカギに~


MPKENでは、2019年3月の卒業を控える在日ベトナム人留学生を対象に「One day就活セミナー」を開催いたしました!

 最近、テレビのニュースや新聞などで見かける「外国人労働人材の拡大」に関する記事が増えてきています。来年度より新たに導入が見込まれている在留資格【特定技能】によって、これからの訪日外国人における求職者の数や動きは大きく変わっていくでしょう。

 【特定技能】は現在国会審議中で未確定項目がまだまだ多いのですが、日本の産業界にとって労働者の受け入れは事業継続のために不可欠という状況で非常に注目されてきています。一方で、「事実上の移民の受け入れだ」と懸念する声も多くあり、立場によって賛否両論といった意見がテレビでは多く見受けられていると思います。

 今回のセミナーに参加をした学生たちは『就労ビザ』を取得して日本企業へ就職することを目指して日々活動をしています。主な就職先の業種は、幹部候補やマネジメント職、エンジニア職、通訳・翻訳者等です。『高度人材』として『就労ビザ』を取得して日本で働くことで、彼らは安定した収入を得られることはもちろん、在留期間を更新することが可能といった就業期間の安定も約束されます。そして何より、家族を日本へ呼び寄せ、一緒に暮らすこともできるため、家族を大切にする彼らにとって最も理想的な就職方法として『就労ビザ』の取得が大きなポイントとなります。しかし、『高度人材』として日本で就職をするには、日本人と同じ条件で就職活動に臨まなければなりません。

 決まったテンプレートの履歴書を作成して、暗い色のスーツを着る、そして面接会場の出入りまでも事細かにルールやマナーがあります。日本特有の就職活動の方式に苦労する留学生は少なくありません。そうした学生たちの疑問や不安と向き合うため、開かれたのが今回の「One day就活セミナー」です。

 今回のセミナーでは、日本企業で採用経験を持つMP研究会ベトナム人スタッフが、日本での就職活動における履歴書や面接におけるマナーとそのルールを実体験と共に講演しました。

 セミナーでは、就職活動をする上で最低限必要なルールとマナーを持って帰ってもらうことを第一に開催しました。国によって異なる習慣や文化、考え方を知るには、日本とベトナムのことをよく知るベトナム人の先輩からの話を聴くことが一番です。実際に先輩からのレクチャーを受けた学生たちからは、疑問をいち早く解決してくれたこの機会はこれからの就職活動に大きく活かせるという声を多数聴くことができました。

 国会審議中の在留資格「特定技能」が来春発足された場合、今後の外国人労働者の動向は目まぐるしく変わっていくと考えられます。しかし、彼らのように就労ビザを取得して、今後大量に入国してくる『特定技能』労働者の管理、マネジメントできる立場としての必要性はさらに高まっていくと思います。

 MP研究会の日本での就職・留学情報、日本文化等を発信するフェイスブックページは現在約150,000人以上のフォローを受けています。この数字は在日ベトナム人のうち半数以上がMP研究会の情報を閲覧していることに当たります。ベトナムに特化した支援事業を展開し、ベトナムコミュニティにこれほど深いつながりを持つNPO団体は他にはありません

 MPKENでは、日本へ就職や留学を目指し、努力を重ねる優秀なベトナム人留学生と日本企業が出会える機会を提供するNPO法人として、これからも活動して参ります!

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